《日 時》 平成19年11月28日(水)
《講 師》 株式会社 アベ経営 
コンサルティング部 部長 足立 正義
《テーマ》

−自分で作成する為のパソコン講座−

Excelによる資金繰り表の作成と資金繰りの改善

 1.Excelによる資金繰り表の作成

Excelは、日々変化する資金の動きを管理するのに、最適なツールと考えられます。そこで今回は、下記の2つの演習を通して、Excelを用いた資金繰り表の作成を行いました。
● 演習1 試算表(貸借対照表・損益計算書)から「実績資金繰り表」を作成する。
● 演習2 売上予測を元に、売上代金の回収と仕入代金の支払条件を設定し、借入金の
      返済を考慮して「資金繰り計画表」を作成する。

 資金とは、何時でも支払い手段に充てることのできる現金・預金・有価証券などを指します。資金の動きは経常収支・財務収支の2つに区分できます。 ・経常収支:営業取引に関する資金の出入 ・財務収支:財務資本取引に関する資金の 出入  

 2. 資金繰りの改善ポイント

 「資金繰りが良い会社」とは、経常収支が常時プラスの会社ことです。資金繰りの改善ポイントとして、以下の3点が挙げられます。
【1】売上高の向上、利益率の分析改善、赤字事業の見直しによる赤字経営からの脱却を
   目指す
【2】サイトを見直す(売上債権回収は早く、仕入債務支払いは長く)
【3】過剰在庫を削減する

  資金繰り表を作成することで、万が一資金がショートしそうな場合にも、いつ、いくら必要かを冷静に対処でき、資金計画を立て直すことができます。また、得意先の与信管理(倒産シグナル・債権保全)にもつながります。

 

 3. おわりに

資金繰り表としては、日々の、口座別の、または目的別のものがより重要となります。実績資金繰り表を用いて資金繰り計画表を作成し、単年度計画、中期ビジョンを立てていきましょう。

私たちがお手伝いさせていただきます。

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