中小企業緊急雇用安定助成金について
～　今年2月から制度が大幅拡充された　～
講師　　石原社労士事務所　石原利男　氏

今、労働局職業安定部の窓口が大混雑しているそうです。
社員を解雇せず、仕事を休ませた場合に支払う休職補償金について、国が8割負担してくれる制度があり、その申し込みが殺到しているそうです。窓口では2時間以上待たないと受付してくれません。
仕事が少なくなったので、一部の人は解雇し、残りの人には週のうち何日か休ませていてもこの制度の適用があります。例えば今までしていた土曜出勤を取り止めるというのも一法です。
将来の仕事に備えて優秀な社員を確保しておくために、今は何とかして雇用を守り、仕事が増えてきたら復活してもらうという経営戦略もとれます。今はあらゆる選択肢を活用して生き残りの道を探る必要があります。