金融庁が金融機関を評価する新たな指標
~ 大きく変わった金融行政 ~
税理士・中小企業診断士 安部春之
金融機関の動き方が最近変わってきたと思いませんか?やけに会社の業務に入ってきて経営のアドバイスをしたり、専門家を紹介すると言ったり、従来では考えられないくらい親切になってきました。従来は金融検査マニュアルに沿って、何が不足しているかの一律の指摘しかしてこなかったのが、ここへきて各行とも経営助言に力を入れだしました。これは昨年金融庁長官が変わったことに由来します。 新たに就任した森金融庁長官は、全国の地銀の得意先1,000社に直接ヒヤリングを指示しました。そして如何に地銀が地域に貢献していないかを突き止めました。そこで新たに金融機関を評価する指標として、50超の項目からなる「金融仲介機能のベンチマーク」を発表しました。これは銀行界に大きな衝撃を与えました。「点数化されて、各銀行の優劣を業界内でランキングされるのではないか」と恐れたのです。ようやく融資審査において、担保に頼らない目利き能力が問われ出したと言えます。
今回はこのベンチマークにどのようなことが書かれているか?ということを紹介し、今後、金融機関との上手な付き合い方を探求して行きたいと思います。 お時間があればご参加下さい。
日 時 | 平成28年11月29日(火) 午後6時00分~7時30分 |
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場 所 | 神戸市産業振興センター902号室 (定員 60名) |
会 費 | 無料 |
安 部
お申し込み・お問い合わせは、TEL 078-362-1423
FAX 078-362-1429